国連の安全保障理事会は９日、核開発を続けるイランへの４度目の制裁決議案を採択しました。これを受け、アメリカのオバマ大統領は、「国際社会のメッセージだ」と、その意義を強調しました。
「この決議は、核兵器拡散を止めようとする国際社会の決意について、明白なメッセージを送るものです」（オバマ大統領）
オバマ大統領は、国連決議採択後、声明を発表し、「これまでのイランへの決議の中で最も厳しいものだ」と評価した上で、中国やロシアも含め国際社会が一体となって送った明白なメッセージだと、その意義を強調しました。
しかし、中・ロの合意を取り付けるため、切り札とされていた石油関連の貿易や投資の禁止条項は入らず、アメリカ国内では早くも制裁の効果は限定的とする見方も出ています。
さらにオバマ政権は、当初、対話路線を追求したことから、結局、制裁に至るまでに１年半近くを費やし、この間にイランの核開発は高濃縮化を標ぼうするなど、一段と進んだ上、イスラエルの核保有こそが問題の根源だとするイランの宣伝作戦も一定の効果をあげるに至りました。
オバマ大統領は引き続き、イランに態度を変えるよう求めていく考えを示していますが、逆に言えば、それ以外手がないというのが本当のところで、今回の国連決議採択は、今後のアメリカのイラン政策が一層難しいものになるであろうことを図らずも示しています。（10日12:52）以上是日本留学网https://riben.m.liuxuequn.com/exam/日语组小编整理的2011年03月日语能力测试的《『日语学习』国际:米大統領、制裁決議「明白なメッセージ」》文章，恭祝大家考试顺利通过！