復興への思いを込めた「カステラ」の話。津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の老舗菓子店の姿を追いました。
震災から80日以上が経過したこの日、ワンボックスカーで販売を再開したのは、創業120年を誇るコヤマ菓子店です。5代目の小山裕隆さんと、父で店主の隆市さんが復活第1号に選んだのは看板商品のカステラです。
「絆を感じます」(客)
「ありがとうございます」(コヤマ菓子店5代目 小山裕隆さん)
店があった敷地には、今もがれきの山があります。小山さんの店と自宅はあの日の津波ですべて流されました。
「とにかく、ここに元どおり以上の店を必ず復活させる」(小山裕隆さん)
震災後、小山さんは、避難先の親戚の家でインターネットを使い、店の近況を発信し続けました。すると、国内はもちろん、海外からも励ましの声が寄せられたといいます。
「震災前は知らない人。まったく今も知らない、誰だか。僕のブログを読んで、すごく応援したい気持ちになったと。ハワイの子どもたちを集めて千羽鶴をわざわざ(送ってくれた)。国際便で届いたのはちょっとびっくりした」(小山裕隆さん)
店の復活へ向けた支援も舞い込みました。父、隆市さんの友人が調理場を貸してくれるというのです。2人が復活第1号に選んだ菓子は、あの日最後に焼いていたというカステラ。大勢の人とのつながりの中での再出発です。
「一人だったら、とても(復活できなかった)。周りの応援とか、すごい励みになった。絆というのはすごいですね」(父・隆市さん)
カステラのパッケージも決まりました。真ん中に「絆」、そして寄せられたメッセージと手形をデザインしました。ネーミングは「絆カステラ」。
「絆カステラ」発売の日、雨にもかかわらず、老舗復活を心待ちにしていた地元の人たちが集まりました。用意した100個は1時間半ほどで完売しました。
「今日買っていただいて、励ましの言葉もらったら、ものすごいうれしい。頑張ろうという気持ちになりました」(父・隆市さん)
「思いを込めた絆がお客さんに手渡った。どんどんつくって復興のよいスタートが切れたと思います」(小山裕隆さん)
お菓子を通じて、被災した人の生活や心に潤いを届けたい。復活への一歩を踏み出した小山さん親子。来月下旬には、市内で店舗と工場を借り、再出発を図ることにしています。(01日18:15)
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以上是日本留学网https://riben.m.liuxuequn.com/exam/日语组小编整理的2011年06月日语能力测试的《[日语学习网]社会:被災の老舗菓子店、カステラで再起》文章,恭祝大家考试顺利通过!