北朝鮮に拉致されたとみられるルーマニア人女性の家族と、日本の家族会のメンバーが面会し、お互いの被害者救出のために協力していくことで一致しました。
家族会の事務局長を務める増元照明さんらは5日、ルーマニア西部の都市を訪れ、先月、身元が判明したドイナ・ブンベアさんの家族と面会しました。
ドイナさんは1978年、滞在中のイタリアで行方が分からなくなりましたが、曽我ひとみさんの夫・ジェンキンスさんが出版した本の中でその存在が明らかになり、今回の身元判明に繋がりました。
「ロールキャベツやイタリア風のサラダ、ピザの作り方をドイナさんから教わった」(曽我ひとみさんからのメッセージ)
「貴重な情報をありがとう」(ドイナさんの母、ベトラさん)
「心が痛みます」(ドイナさんの弟、ガブリエルさん)
ドイナさんはすでに死亡したとされていますが、増元さんらは今月中に家族を日本に招き、ドイナさんを知る曽我さん夫婦との面会を実現させたいと話しました。
「ヨーロッパからも拉致していたという事実が大きく報道されれば、EU諸国としても考えていただけるのかな、と」(増元照明さん)
ヨーロッパで初めて身元が判明したドイナさんのケースは、EUに対しても拉致問題への関心を高める足がかりになると期待されます。(06日04:50)
[日语学习]国际:ルーマニア人女性の家族と家族会が面会
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