兵庫県宝塚市のカラオケ店でおととし、客３人が死亡した火災で、遺族がずさんな防火体制が放置されたため、被害が広がったとして 、宝塚市などにおよそ３億円の損害賠償を求める訴えを起こしました。 おととし１月に兵庫県宝塚市のカラオケ店で起きたこの火災では、客の少年３人が死亡し、当時の経営者らが業務上過失致死傷の罪 で実刑判決が確定しています。 少年遺族らは、店には消火器が置かれておらず、非常ベルや避難用のはしごもない違法建築で、宝塚市も是正措置をとらずに放置し ていたとして、市と元経営者におよそ３億円の損害賠償を求めています。 「誰からの謝罪もない。それが一番腹が立っているんですけど、当たり前のことは当たり前で民事裁判でやってもらえたらなと」（ 少年の遺族） 訴えに対して宝塚市は、「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。（29日11:39）

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