アメリカのFRB・連邦準備制度理事会は、インフレ懸念から金利の据え置きを決定し、サブプライム問題に対応した去年秋以来の利下げを停止しました。
サブプライムに端を発した市場の混乱と景気減速に対応したアメリカの利下げ局面に、ひとまず終止符が打たれました。アメリカの中央銀行であるFRBは、25日、定例の政策決定会議を開き、フェデラル・ファンドレートという短期金利の誘導目標を、現在の2.0%に据え置くことを決定しました。
FRBの声明は、「物価の見通しが不透明」とその理由を説明すると共に、「景気の下振れリスクが幾分緩和されたのに対し、インフレやインフレ期待の上振れリスクは増大した」として、政策の重心をインフレ警戒に移したことを示唆しました。
FRBは、去年9月以来、連続7回にわたって延べ3.25%も金利を引き下げた結果、景気の大幅な後退は何とか避けられた反面、原油をはじめとする物価の高騰やドル安への懸念が強まっていました。
「景気はなお心配、物価はますます心配」という中で、アメリカの金融政策の運営は難しい局面を迎えています。(26日08:46)
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[日语原文]经济:米FRB、金利の据え置きを決定
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