２０日朝、宇都宮市で小学校の教諭が運転する車が登校中の小学生の列に突っ込み、児童５人が重軽傷を負いました。
教諭の運転する車は、小学校の正門のすぐそばで児童の歩いていた列に突っ込みました。小学校の壁には、車が当たったとみられる傷が残っています。
「車がゆっくり子供たちに接触して、パタパタ倒れていく状況。直進というより、なんとなくフラフラしながらという感じが、そのくらいゆっくりに見えたんですね」（目撃者）
警察などによりますと、午前７時５０分頃、宇都宮市下栗町にある横川東小学校の正門近くで、登校してきた小学生の列に、この学校に勤める男性教諭が運転する車が突っ込みました。
車は児童５人を次々とはね、このうち５年生の女子児童と４年生の男子児童が、手や足の骨を折るなどの重傷、残る３人もけがをして病院に運ばれました。
警察は車を運転していた小学校教諭、吉澤伸介容疑者（５６）を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕しました。
学校側によりますと、吉澤容疑者は３年生を担当していて、勤務態度はまじめ、児童たちからも慕われていたということです。
警察の調べに対し、吉澤容疑者は「考えごとをしてボーッとしていた」などと話しているということで、警察で詳しい事故の原因を調べています。（20日11:43）
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