北海道でおよそ２０時間、行方不明になっていたグライダーが、山の中に不時着していた事故です。国土交通省の運輸安全委員会が原因を調べるため、現場を上空から視察しました。
運輸安全委員会のメンバー２人は、１３日午前９時過ぎ、北海道警の捜査員とともに、ヘリコプターで現場上空に向かいました。不時着したグライダーの上を警察のヘリコプターが旋回し、乗っている運輸安全委員会の調査官らが事故の状況を調べています。
札幌の会社員、狩野雅さん（５６）が乗ったグライダーは、１１日午後、美瑛町を飛び立ってから行方不明になり、１２日昼過ぎ、およそ２０キロ離れた山の中で見つかりました。狩野さんにけがはありませんでした。
警察の調べに対して狩野さんは、「美瑛町周辺を飛ぶつもりだったが、上空で風にあおられて流されて行った。墜落して左の翼が折れた」と話しているということです。運輸安全委員会は１３日午後にも狩野さんから事情を聴く方針です。（13日11:42）
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