アニメ産業が急成長している中国では、最近、20代の作家が描く少女漫画がブームになっています。
上海で開かれている「中国国際アニメ・ゲーム博覧会」。日本のアミューズメント産業が新作のゲームを紹介する一方、中国が今、国を挙げて力を入れている国産アニメがたくさん展示されています。
そんな中、最近登場した若い女流作家が描く少女漫画に注目が集まっています。上海の漫画家、客心さん。日本のアニメの大ファンで、10年前、雑誌に投稿した作品が認められ、漫画家の道に入りました。代表作の学園モノは15万部以上を売り上げました。
「客心さんの絵が好きなので、いつも彼女の作品を買います」(少女漫画ファン)
「外国から学んだものに中国独自の要素を漫画に盛り込んで、中国らしいアニメを作りたいです」(上海の漫画家客心さん)
中国に進出したものの、著作権侵害を心配している日本のアニメ作家たちも、この動きを歓迎しています。
「制作者としての中国の方たちが増えてくるので、同じように日本で作っている人間たちがどういう思いで作っているかがよくわかってくると思う」(日本のアニメ作家加賀谷穣さん)
日本やアメリカのアニメ制作の下請け工場になっていた中国に初めて巻き起こった国産の漫画ブーム。日本のライバルとなる人気漫画家が生まれるのは、そう遠い日ではないかもしれません。(29日07:23)
『日语阅读』生活:中国で国産の少女漫画がブーム
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