千葉市発注の工事をめぐる汚職事件で逮捕された前市長の手帳に、「贈賄側からのカンパ」と、現金授受に関する記述があることが、警視庁への取材で新たにわかりました。前市長は他にも現金を受け取った疑いが持たれていて、警視庁は近く再逮捕する方針です。 千葉市の前の市長、鶴岡啓一容疑者（６８）は、千葉市発注の道路工事をめぐり、東京の建設会社「東起業」から現金１００万円を受け取った収賄の疑いが持たれていて、１３日、起訴される見通しです。 警視庁の調べに対し、鶴岡容疑者は現金授受を否認していますが、押収された鶴岡容疑者の手帳に、同じ時期、「東からカンパ」などといった記述があることが、警視庁への取材で新たにわかりました。 また、その後の警視庁の調べで、同じ年の５月にも鶴岡容疑者が東起業からおよそ１００万円を受け取った疑いがあることもわかりました。警視庁は、この資金も賄賂にあたるとみていて、近く鶴岡容疑者を収賄の疑いで再逮捕する方針です。（13日11:08）
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