独居の高齢者宅に届けるおせち料理を仕上げる修学院第二学区社協の河島会長(左端)ら
おせちに心も詰め左京お年寄りに配食サービス
一人で暮らすお年寄りにお正月のおせち料理を届ける配食サービスを、京都市左京区の修学院第二学区社会福祉協議会が続けている。地域のボランティアたちが「心寂しい新年を迎えてほしくない」との思いで始め、赤字覚悟の低価格でエビや数の子などを入れた祝い膳を手作りしてきた。「地域のみんなが見守っているよ、と感じてほしい」という。
エビにだて巻き、鴨のローストにくりきんとん…。今年配るおせち料理だ。34品あり、お年寄りが食べやすいよう柔らかく煮た。弁当屋を営んだ経験のある同社協会長の河島安生さん(74)が中心となり、27、28日に同社協メンバーで料理が得意な主婦たちが参加して作った。
おせち料理の配食サービスを始めたのは2008年末。それまで月に2度配食をしていたが「足腰が悪く、一人ではおせちも作らないだろう。せめてお正月らしく過ごしてほしい」と同社協が発案した。
昨年まで2回、手作りのおせちを配っており、味わったお年寄りからは「ありがとう。うれしかった」と感謝の声が多く寄せられたという。
今年は前回よりも6品増やし、1700円で提供する。口コミで評判が広がり、通常の配食時よりも多い84人から注文を受けた。30日に一軒一軒訪れて手渡す。河島さんは「地域の人たちが作ったおせちを食べ、『新年も元気に生きていこう』という活力が沸いてくれれば」と願っている。
实用单词解析:
◆お年寄り(おとしより):老年人。
◆おせち料理:日本新年的节料理。
◆足腰(あしこし):[名]腿和腰。
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