神奈川県で覚せい剤を使用した罪に問われた45歳の男の裁判で、横浜地裁は違法な捜査があったと認定し、男に無罪判決を言い渡しました。
45歳の男の被告は3年前、横浜市緑区の駐車場に停めた車の中で覚せい剤を所持していたとして現行犯逮捕され、その後の尿検査で陽性反応が出たとして覚せい剤使用の罪に問われていました。
8日の判決で横浜地裁は、「令状なしに車内を捜索するのは任意捜査を逸脱している」「後ろ手に拘束したのは実質的な逮捕」と、捜査段階での違法性を指摘しました。その上で、「一連の手続きは令状主義の精神を逸脱したもの」で「将来の違法捜査抑制の見地から見ても、尿検査の証拠能力を否定すべき」などとして、男に対し無罪を言い渡しました。
神奈川県警は、無罪判決を受けて釈放された男を拘置所から出てきた直後、別の窃盗・傷害事件の容疑で逮捕しました。(08日20:47)
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