今年４月から６月までの日本のＧＤＰ＝国内総生産が中国を下回ったことについて、アメリカの主要各紙は「中国が日本を抜いた」と大きく報じました。
１６日付のウォールストリート・ジャーナルは、このニュースを１面トップで伝え、「経済規模で中国が日本を抜き、世界２位になるのは確実」とした上で、「世界経済にとっての大きな一里塚」と伝えました。
また、「日本では中国に抜かれることにあきらめのムードがある」と指摘した上で、最近、中国人観光客を乗せることが多くなったタクシー運転手が悔しい思いをしていると紹介しています。
ニューヨーク・タイムズは「早ければ２０３０年にも中国がアメリカを抜いて世界一になるだろう」との専門家の見方を伝えていて、他方、ワシントンポストも日本が１９６８年以来、守ってきた世界２位の座を渡したと報じるなど、日中逆転に対するアメリカの関心の高さをうかがわせています。（17日02:50）
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