歴史的大敗を喫した自民党は、党の立て直しが課題となります。自民党本部からの報告です。
２００名近い議席を失った自民党では、辞任の意向を表明した麻生総裁の後継を選ぶ総裁選をいつ、どのように決めるかが焦点となっています。
「きつかったねぇ、正直言って。自民党をどう再建するか」（自民党・古賀誠選対本部長代理）
「党の再生に向けての総裁選挙を私は大事とすべきだと思う」（自民党・菅義偉選対副委員長）
党内からは次の総裁選びは党再生のカギであり、じっくり時間をかけ選出すべきとの意見が多く出ています。このため、９月中旬に予定される次の総理指名を行う特別国会が終了した後、総裁選を行うことが有力視されています。
しかし、党幹部からも「総理指名で『麻生太郎』と書くのは嫌だ」と、麻生総裁の速やかな辞任を求める声も出ていることから３１日午後、幹部が集まり協議します。
今回の選挙は自民党にとって確かに逆風でしたが、各派閥のいわゆる領袖といわれる幹部らは多数復活当選を果たす一方、中堅・若手は軒並み落選するなど、アンバランスな人員構成となっています。これまでの自民党を引きずるベテラン勢が多数を占める中、本当に解党的な出直しを図れるのかが課題といえます。
一方、幹部が次々に落選し、議席を大幅に減らした公明党ですが、太田代表の辞任は避けられない情勢です。体制の見直しが急務となっていますが、執行部人事について幹部の１人は「特別国会までには固めたい」と話しています。（31日11:13）
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