水際対策の現場となる各空港では、早くも検疫を行う職員の数が足りないなど、対策の難しさが浮かび上がってきています。 水際対策が強化されてから3日目。成田空港では、30日からさらに防衛省の医師と看護師32人が応援に加わり、アメリカからの到着便を中心に機内検疫が行われます。 一方で、アメリカなどすでに新型インフルエンザの感染が確認されている国に向かう乗客の中には、不安な表情を浮かべる人の姿も目立ちました。 「(ウイルスは)見えないから怖い」 (もし自らが感染したら?) 「そうなったら隔離されて。私の問題だけではなく、みんなの問題になるでしょうけど」(アメリカに向かう人は) こうした中、検疫を行う職員の数が足りないなど、水際対策の難しさも浮かび上がってきています。 政府は、新型インフルエンザが発生した国から直接入国する人のほかに、第三国を経由して入国する人もいるため、滞在した場所や健康状態、連絡先を記す「質問票」の提出を徹底するとしてきました。 しかし、成田・羽田・関西・中部の4つの空港では、29日の午後まで検疫官がこの質問票を配ることができず、あわせて135便の乗客、少なくとも1万800人以上から回収できていないことがわかりました。羽田空港の検疫所では、「検疫官の人数の面で対応には限界がある」と話しています。(30日11:40)
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