佐賀県玄海町にある九州電力の玄海原子力発電所で、核燃料を燃やす、国内初のプルサーマル発電が、５日に事実上、始まりました。
九州電力は、佐賀県の玄海原発３号機で、午前１１時に原子炉を起動させたと発表し、国内初のプルサーマル発電が、事実上、スタートしました。
プルサーマルは、原発から出る使用済みの核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜたＭＯＸ燃料を利用して発電するもので、国の「核燃料サイクル」の柱に位置づけられています。
玄海原発３号機では、５日の深夜から６日の未明にかけて、核分裂反応が連続して起きる臨界に達する予定です。９日に試験運転を始め、その後、国の最終検査を経て、来月２日に通常運転に入る見通しです。
玄海原発周辺では、地元住民らが、「安全性に対する不安をぬぐえない」として、プルサーマルの中止を求めて抗議活動を続けています。（05日11:38）
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