[日语学习网]社会:守屋前次官を追起訴、今後の捜査は

東京地検特捜部は８日、守屋前次官を収賄の罪で追起訴しました。今後、捜査はどう展開するのでしょうか。
正月をまたいで続いた守屋前次官の汚職事件の捜査。今後の焦点は、防衛利権と政界との関連の解明に移ります。
特捜部は８日、守屋武昌被告（６３）を「山田洋行」の元専務・宮崎元伸被告（６９）から現金およそ３６０万円の賄賂を受けた収賄の罪で追起訴しました。次官在任中の日帰りのゴルフ接待、三百数十万円相当についても今月中に追起訴する方針で、賄賂の総額は１０００万円に上る見通しです。
特捜部の調べに対し守屋被告は、賄賂の見返りに宮崎被告側に便宜を図ったことを認めているということで、検察幹部は「巨額の税金が使われる防衛利権を長年操り、装備品の選定に影響を与えていた守屋被告の起訴は、政治家３人分の価値がある」と胸を張ります。
今後、捜査の焦点は防衛利権と政界との関連の解明に移るとみられますが、カギとなるのが、守屋前次官逮捕にもつながった「山田洋行」をめぐる金の流れです。
８日、参考人招致で日米の防衛産業と政界に広い人脈を持つ秋山直紀氏は山田洋行からの資金提供疑惑を否定しましたが、特捜部は、秋山氏について不透明な資金提供がなかったか注目していて、こうした疑惑について今後、解明を進める方針です。（08日17:08）
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