菅新総理は、夕方５時から就任会見に臨み、政権運営の基本方針などを説明することにしています。その後、皇居での総理大臣任命式と閣僚の認証式を経て初閣議を開き、８日夜中に新しい内閣が発足することになります。
こうした中、民主党内では、今の国会の会期を延長せず、当初の想定通り７月１１日に参議院選挙を行うべきという声が強まっています。
今の国会の会期はあとわずかで、国民新党が成立に強い意欲を示す郵政改革法案を成立させるため、政府・与党は２週間程度の延長を検討しています。
その場合、参議院選挙は７月２５日になる見通しですが、民主党の参議院議員を中心に、「総理大臣が交代し、勢いがあるうちに参議院選挙を行うべき」という声が強まっていて、８日朝の役員会でも、参議院の役員から「できるだけ会期を延長しないで選挙戦に突入してほしい」という意見が出ました。菅新総理は８日午後、国民新党の亀井代表と、この問題を協議する予定です。
一方、野党各党は８日朝、国対委員長会談を開き、会期の延長を行うのであれば、与党側に菅総理の所信表明演説、各党の代表質問に続いて、予算委員会を開くよう求めていくことで一致しました。
会期延長をするのか、しないのか、新内閣発足早々、菅新総理は難しい判断を迫られることになります。（08日11:40）
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