喉に障害があり、医療行為の痰の吸引が必要なため、一時、保育園への入園を拒否されていた、東京・東大和市の青木鈴花ちゃんが6日、小学校の入学式を迎えました。
青木鈴花ちゃん、6歳。鈴花ちゃんは喉に障害があり、医療行為にあたる定期的な痰の吸引が必要です。鈴花ちゃんが住む東京の東大和市は、医療行為が必要な事を理由に、一時、公立保育園の入園を拒否、両親が裁判にまで訴えて、ようやく去年2月から公立保育園に通い、先週、卒園しました。
入学式を翌日に控えた5日夜、鈴花ちゃんはピッカピカのランドセルを見せてくれました。
「(Q.どんな小学校生活が待っていると思う?)勉強?あと、お友達ができる」(鈴花ちゃん)
鈴花ちゃんが通うのは公立小学校の普通学級。東大和市は、学校に看護師資格のある介助員を常時1名配置して、必要な痰の吸引などに対応します。しかし、行政側のこうした対応はまれなのが実態です。
国の調査によると、鈴花ちゃんのように医療的ケアが必要な子どもは全国で5800人以上。こうした中、この四月から障害のある子どもたちを手助けする制度が始まりました。「特別支援教育支援員」を、全国の公立小中学校に配置する予算が設けられたのです。
この予算は、各自治体が望めば、学校への看護師派遣にあてることも出来るといわれています。
「看護師さんになりたいから。(Q.だから勉強するの?)うん」
鈴花ちゃんの入学と時を同じくしてスタートした、障害を持つ子どもへの支援制度。有効に使われるかは、各自治体の判断に任されています。(06日10:31)
[日语原文]社会:喉に障害、鈴花ちゃんが小学校に入学
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