『日语学习』社会:「シエスパ」爆発事故で3人書類送検

2011-04-01 18:32:13 日语会社


去年6月、東京・渋谷区の温泉施設で爆発が起き、3人が死亡した事故で、警視庁は、設備の設計士や施設の所有会社の取締役ら3人を書類送検しました。 業務上過失致死などの疑いで書類送検されたのは、「シエスパ」を所有する『ユニマット不動産』の取締役の男(46)ら2人と、設備の設計をした「大成建設」の設計士の男(50)です。 この事故は去年6月、渋谷区の温泉施設「シエスパ」の機械室で爆発が起き、従業員の千財明菜さん(当時23)ら3人が死亡するなどしたものです。 警視庁は1年半に及ぶ捜査で再現実験などを行った結果、温泉水から分離されたメタンガスを排出するU字型の配管に水が溜まったことにより、ガスが機械室内に充満し、爆発を引き起こしたことがわかりました。 「大成建設」の設計士の男(50)は、この配管に設置した水抜き用バルブの説明を施設側に怠った疑いがもたれています。このため水抜き作業は開業以来、一度も行われていませんでした。その一方で警視庁は、施設側に対しても、安全管理を怠った責任があると判断したのです。 しかし、警視庁が立件したのは、運営会社の女性社長(当時)ではなく、実質的な経営会社であるユニマット不動産の取締役ら2人でした。 ユニマット不動産は、シエスパが開業する8か月前の2005年4月に、近隣の住民に対し、メタンガス検知器の設置を約束していましたが、実際には検知器は設置されませんでした。 シエスパの運営会社の女性社長は、温泉にメタンガスが含まれていることすら知らされていなかったということです。警視庁は、こうした事実を重くみて、ユニマット不動産の取締役の男ら2人の立件に踏みきりました。(12日11:02)

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