九州南部、四国では再び大雨に見舞われました。土石流が相次ぎ、住民の避難が続く鹿児島県南大隅町の現場では、この大雨で土砂が再び集落に流れ込んでいます。
梅雨前線の影響で九州南部は９日未明から大雨となり、土石流現場に近い南大隅町の佐多では９日までに８６ミリの雨が降っています。先月からの１０００ミリを超す記録的な大雨のため、５日、大規模な土石流が発生し、５０世帯９１人に避難勧告が出た鹿児島県南大隅町の大浜下地区ではこの大雨に緊張が走りました。
９日の大雨による新たな土石流の発生はないものの、再び大量の土砂が押し寄せ集落や国道を覆いつくしています。
南大隅町の大浜下地区では、５日からこれまでに７回の土石流が発生、今後も土石流の恐れがあるため集落への避難勧告は継続中です。住民の避難生活も９日で４日目、住民の間には疲労の色も見えますが避難勧告解除のめどはたっていません。
「みんなくたびれててるね。疲れてるから」（住民）
九州南部ではさらに１０日朝までに多いところで２００ミリの雨が予想されており、県では監視カメラを２か所設置し警戒を続けています。（09日11:33）
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