北海道・夕張市のように炭鉱の閉山以降、財政が悪化している福岡県大牟田市が、職員の給与を大幅にカットすることになりました。
「気の毒だが大牟田全体が落ち込んでいるから、どうかしらと思いますけども・・・」(大牟田市民)
「当たり前ですよ、他のところはまだ厳しいのだから」(大牟田市民)
大牟田市は、三井三池炭鉱の閉山や人口の減少などから財政状況が悪化し、2年後には夕張市のように財政再建団体になると試算されています。
このため大牟田市では、職員の賃金カットを労使双方で協議し、1600人の全職員を対象に、月々の給与を4.5%、一時金を0.25か月、それぞれカットすることなどで8日、合意しました。賃金カットは、年収の6.6%から15.2%にあたり、年間6億4000万円の人件費削減となります。
「『財政再建は職場から』ということで、職場の職員、組合の皆さん一人一人の知恵、あるいは力をお借りしながら組合一丸となって取り組んでいく」(大牟田市職員労働組合藤崎大輔委員長)
この賃金カットは、市議会の承認を得たうえで今年4月から実施されます。(09日00:45)
『日语学习』社会:大牟田市、職員給与大幅カットで合意
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