国会では衆議院予算委員会で、自民党の石破議員らが、鳩山総理の「故人」献金問題を追及しました。
鳩山総理の「故人」献金問題について、自民党側は総理自らの監督責任を追及しましたが、鳩山総理は捜査が進んでいることを理由に、明確な答弁は避けました。
「私自身に全く責任がないと申し上げているつもりもありません。いわゆる監督責任があるかという話であろうかと思いますが、監督責任の是非に関しては、捜査が今進行しているので、そこに委ねたいと思います」（鳩山首相）
「当該担当者の刑事責任が確定した場合は、どうするおつもりですか」（自民党・柴山昌彦衆院議員）
「仮定の話に、今ここでお答えさせていただくのは、控えさせていただきたい。ご容赦願いたい」（鳩山首相）
続いて質問に立った自民党の石破政調会長は、この問題について、捜査を待つのではなく、自らが率先して疑惑を解明すべきだと追及しました。
「捜査に全面的に協力するのは国民当然の義務なのです。捜査に全面的に協力するのは当然のことであって、何も立派そうに言うことではない。自ら、この委員会の場で、そういうのを設定をすることをお求めになって、それは議会で決めることなどと仰らないで、自らそういう場をつくり、ご説明をされるべきではないか」（自民党・石破茂政調会長）
「私としては、一番協力できる話とすれば、国民のみなさんに大変これを信じていただけるのは難しいかもしれませんが、今は全容解明するにあたっては、捜査当局が全部の資料を持っておるもんですから、そこで解明を願いたいと思っています」（鳩山首相）
このほか石破政調会長は、民主党の対応を「マニフェスト至上主義だ」と批判しましたが、これに対して鳩山総理は、これまでの政治があまりにも選挙前の公約を平然と破られてきたと述べて、「『マニフェスト至上主義』という言い方は大変危険だと思う」と切りかえしました。（04日11:30）
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