アメリカ国務省のキャンベル次官補は、来週の日米外相会談で普天間基地の移設問題の早期決着を改めて促すとともに、日米同盟の重要性を確認するきっかけにしたいとの考えを強調しました。
「（日米外相会談では）普天間問題を前進させることがいかに重要かを伝えたい」（アメリカキャンベル国務次官補）
会見したキャンベル次官補は、ハワイで１２日行われる日米外相会談で、「普天間問題を前進させることの重要性」、さらには「日米関係がいかに重要かを明確に認識する必要性」の２点を日本側に伝えたいとの考えを示しました。
その上でキャンベル次官補は、「日本政府は普天間問題で時間が必要だとしているが、我々は現在の日米合意が最善だと信じている」と述べるとともに、日本側に対して、「アメリカとの緊密な協力を継続したいという非常に明確な意思表明を望む」と強調しました。
「安全保障問題は複雑で変化しているアジア情勢において重要なものだ」（アメリカキャンベル国務次官補）
今年の日米安保改定５０周年をいかに有意義なものにできるのか。今回の外相会談はその出発点となりますが、普天間問題をめぐるアメリカ側の姿勢は固く、日本政府は厳しい対応を迫られることになります。（08日12:30）
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