突然の閉園から1週間、社長がようやく姿を現しました。経営が行き詰まり、29の保育施設を閉鎖した運営会社の社長がJNNの取材に応じ、「経営判断のミスだった」などと謝罪しました。
Q.閉鎖を聞いた時は?
「何も真っ白」(保護者)
先週金曜日。突然の閉園の知らせに戸惑う保護者や職員たち。
「これから利用させて頂こうと思っていたので、残念です」(保護者)
閉園したのは「ハッピースマイル」という名前で知られる保育園など29の施設。エムケイグループという運営会社が、資金繰りの悪化を理由に閉鎖を決めたのです。
社長はこの日、「人生と引き換えにお詫び致します」などと書かれた従業員や保護者宛てのメッセージを残し、行方がわからなくなっていましたが、1週間ぶりに姿を見せ、JNNのインタビューに応じたのです。
「何度も死のうとしました」(エムケイグループ、初見雅人社長)
何度も自殺を考えたという初見雅人社長。この1週間、従業員に支払う賃金を集めようとしていたといいます。
「当然お子さんとお母さんの迷惑は考えていましたが、これ以上被害を拡大してはいけないと判断して、閉鎖した」(初見雅人社長)
なぜ資金繰りに行き詰まったのかと聞くと・・・
「職員の整備をすることによって、子どもが入ってきて、収益が出てくるという、当初の事業計画通り事業が推移していない」(初見雅人社長)
職員や施設を拡大しすぎたともとれる発言です。
「何が(資金繰り悪化の)具体的な理由か正直わからないところはある」(初見雅人社長)
経営が行き詰まった理由はわからない、と答えました。
「ご迷惑おかけして、本当に申し訳ありませんでした」(初見雅人社長)
今後、園児や保護者、職員に謝罪をするといいますが、より詳しい説明を求められそうです。(06日16:16)
[日语阅读学习]社会:突然の保育園閉鎖、社長が謝罪
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