障害者団体向けの郵便割引制度が悪用された事件です。厚生労働省の職員が、割引を受けるための証明書を不正に発行した疑いがあるとして、大阪地検特捜部が２６日朝から事情聴取を始めました。 任意で事情聴取を受けているのは、厚生労働省障害保健福祉部の３９歳の係長です。 厚生労働省の関係者によりますと、郵便割引不正事件で捜索を受けた、自称、障害者団体「白山会」が、前身の「凜の会」時代の２００４年５月、割引の承認を受ける際に、厚労省の公印が押された障害者団体の証明書を日本郵便に提出していました。 しかし、厚生労働省には記録がなく、証明書は不正に発行された疑いが強いということです。大阪地検特捜部は、当時、証明書の発行を担当していた係長が、公印の不正使用などに関与した疑いがあるとみて事情を聴いています。（26日11:41）

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