３年前、東京・渋谷区の温泉施設「シエスパ」で従業員３人が死亡した爆発事故で、東京地検が施設の運営会社の役員ら２人を今月中にも在宅起訴する方針であることが分かりました。
この事故は２００７年６月、「シエスパ」の機械室で爆発が起き、従業員の千財明菜さん（当時２３）ら３人が死亡したもので、警視庁は「シエスパ」の運営会社「ユニマット不動産」の役員（４７）や、建設にあたった「大成建設」の社員で設計士（５１）の男ら３人を書類送検していました。
関係者によりますと、このうち役員と設計士の２人について、東京地検が今月中にも業務上過失致死傷の罪で在宅起訴する方針であることが分かりました。爆発事故はガスを排出する設備に水がたまったため、ガスが逆流し充満したのが原因とみられています。
ユニマット不動産の役員はガス検知器を設置しないなど安全対策を怠った疑いが、また、大成建設の設計士は定期的に設備から水を抜く必要があることなどをユニマット側に伝えることを怠った疑いがあるということです。（24日17:41）
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