海上自衛隊の特殊部隊の隊員を養成する学校で、男性の3等海曹が15人を相手にした格闘訓練で頭を強く打ち、死亡していたことが明らかになりました。
海上自衛隊によりますと、この3等海曹の男性は、特別警備隊の隊員を養成する広島県江田島市の第一術科学校で今年9月、1人で15人を相手に格闘訓練を行い、頭を強く打ち、およそ2週間後に死亡しました。
男性は潜水部隊へ移動することになっていて、教官らは「異動のはなむけのつもりで訓練をやった」と説明しているということです。
特別警備隊は能登半島沖で発生した北朝鮮工作船の侵入事件を受けて、2001年に自衛隊初の特殊部隊として編成されました。
第一術科学校では、別の部隊に異動する隊員に格闘訓練という名目の集団暴行が慣例化していた疑いがあり、海自の警務隊では、傷害致死容疑などで教官や隊員らから詳しく事情を聴くなど捜査を進めています。(13日09:46)
『日语阅读』社会:訓練名目、集団暴行で海自隊員死亡か
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