石原慎太郎知事の肝煎りで作られた「新銀行東京」。巨額の赤字を抱えるこの銀行をどうするのか、そして、知事の責任は?
新銀行東京への「追加出資」は是か、非か。論戦はいきなり熱を帯びました。
「最も大きい石原知事の責任は、全庁的な議論もないままトップダウンで銀行設立を決めたことにあるのではないかと考えますが」(民主党・山下太郎都議)
「トップダウンということをあまり、やはり軽率に使わないほうが良いと思います。私はジュリアスシーザーでも、アレキサンダー大王でもない。トップダウンって、そんなにあなたの政党の大将の小沢さんっていうのは、相談もせずになかに色々意見があるみたいだね」(石原慎太郎都知事)
そもそも、東京都は、新銀行東京の設立時に1000億円を出資。しかし、開業わずか3年にして巨額の赤字。この救済のため、都は400億の追加出資が必要としていて、議会では「これがなければ、来年度中に自己資本比率が4%を割る。金融庁から早期是正措置を求められる事態になる」と説明しました。
一方、野党からは、銀行設立を主導した知事の責任を問う質問が続きます。
「この銀行を発案されたのは知事だと、知事自身もおっしゃってますけど。ですから、この銀行はすなわち、知事の発案なしでは生まれなかった」(民主党・山下太郎都議)
「私が言い出したからこういった機関が合議してですね、もっといろいろな方の意見を聞いてできたんです」(石原都知事)
さらに、新銀行の内部調査が指摘した、仁司泰正・元代表執行役ら旧・経営陣の責任については・・・。
「旧経営陣は、いわば雇われマダムであって、石原知事が定めた経営方針に従って会社を運営していたのではないでしょうか?」(民主党・山下太郎都議)
「情勢の変化を機動的に対応し、経営のかじをきっていくのは、経営者じゃないのでしょうか」(石原都知事)
この質疑終了後、知事は――。
「だんだん分かってきたろ、実態が」(石原都知事)
質疑終了後の都議は――。
「(Q.知事の責任についてかなり言及されましたけども?)答弁も含めた対応を見ていると、そこはあまり誠実さを感じることが出来なかったかな、という風に思っております。2006年の3月に私ども代表質問等でですね、新銀行東京が危ないということは指摘を既にしています。そういう指摘をする人が我々だけではなくて、他にもいっぱいいらっしゃった。知事がちょっとでも耳を傾けていればこの事態にはならなかったんじゃないかと」(民主党・山下太郎都議)
これに対し与党サイドは、いわば「援護射撃」。
「大変負けず嫌いであるし、プライドの高い人だと思います。その知事があえて発言を覆す」(自民党・川井重勇都議)
「旧経営陣をことさら非難するつもりはございませんが、唯我独尊の姿勢ではだめだと思います」(石原都知事)
都によると、融資先の中の赤字や債務超過の企業は5635社にのぼります。
銀行の経営が行き詰まると、これらの企業は他から融資を受けられない可能性が高くなります。銀行を清算したら1000億円以上の費用がかかることになるのです。都は、新銀行を維持する必要性を強調しました。
「格闘技みたいなもんですな。責任まったく無いなんて言ってません。今ある責任は立て直すことしかないと思います。これで反対されてつぶれてしまったら、もっと大きな被害をかけることになりますからね」(石原都知事)
夜10時半過ぎまで続いた審議。12日、13日も論戦は続くと見られます。(11日23:14)
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[日语学习网]社会:追加出資めぐり都議会で論戦始まる
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