『日语学习』国际:ＩＯＣ、北京の大気汚染「懸念残る」

来年のオリンピックの準備状況を調べるＩＯＣ＝国際オリンピック委員会の調整委員会は、北京の大気汚染について、「依然、懸念として残っている」として、早期の解決に期待を示しました。
「大気汚染の問題が依然、懸念される。これはＩＯＣだけでなく、北京オリンピック組織委員会も共有すべき問題だ」（ＩＯＣ調整委員会フェルブルッゲン委員長）
フェルブルッゲン委員長は２５日、中国側との３日間の協議を終えた後、このように述べ、来年の北京オリンピックまでに大気汚染を解決するよう、中国側に促しました。
その上で、一部の屋外種目を延期する可能性を示唆したロゲ会長の発言について、「延期は竜巻などの気象状況を想定してのことだ」として、大気汚染は大会日程に影響しないとの見方を示しました。
一方、北京オリンピック組織委員会は、自動車の排ガス規制の強化や工場の生産制限などの対策を検討していることを明らかにし、「来年の大会期間中は、きれいな空気を吸ってもらえるはずだ」と強調しました。（26日06:13）