長崎市長の射殺事件です。逮捕された暴力団幹部は、自動車事故の補償をめぐっていきなり市の助役室に押しかけ、当時の助役に対し、どなり声を上げ、圧力をかけていたことがわかりました。
逮捕された城尾哲弥容疑者は、これまでの調べに対し、市長殺害のきっかけについて、4年前の自動車事故をめぐって市の対応が悪かったことなどを挙げています。
この事故では、城尾容疑者は市に対し270万円の補償を求めていましたが、この交渉の中で、助役室に予約もなくいきなり押しかけ、当時助役だった松本紘明副市長に対し、市の対応の悪さを30分間にわたり、一方的にどなり続けました。城尾容疑者の声は、廊下にまで響き渡っていたということです。
しかし、副市長に対し圧力をかけたものの、補償の要求は実現しませんでした。
城尾容疑者は、この自動車事故をはじめ、幾つものトラブルで市に対する恨みを募らせたと供述していて、警察は、副市長から当時のいきさつについて事情を聴く方針です。(20日11:35)
[日语原文]社会:市長殺害の容疑者、当時の助役にも圧力
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