米俳優ジョニー・デップが現地時間4日、米ロサンゼルスで日本のメディア向けに特別記者会見を行った。大ヒット映画シリーズ最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』のUSプレミアを7日に控え、世界のメディアが集まっている中、1ヶ国のためだけに記者会見を開くのは異例中の異例。デップは、新作映画の撮影に入ってしまうため、スケジュールの都合がつかずジャパン・プレミアの来日はかなわなかったが、「日本の皆さんは強い文化と強い心を持った人々だと思うので、復興できると信じています」と日本に熱いエールを送った。
髪をばっさりと切った爽やかな姿で登場したデップは「皆さんのご家族やご友人のご無事をお祈りしています。日本は大変な時ですが、我々パイレーツスタッフも出来る限りのことをして、日本の復興にお役に立てればと思います」とあいさつ。「日本語で会見が出来なくてごめんね」と気遣いながら、日本のメディアの取材に応じた。
『パイレーツ』シリーズについてデップは「ジャック・スパロウというキャラクターは、僕の子供と一緒に育ってきたようなものなんだ。僕の上の娘が3歳、下の息子が6ヶ月の時、第1作目を撮影したんだけど、今はもう12歳と9歳。今回の新作の撮影中は、ハワイ、ロス、ロンドンと子供達がずっと一緒だったんだ。二人ともジャックが大好きだから、今後も続けていきたいと思っているよ」と次回作に意欲をみせた。
会見には「世界で活躍する日本人」としてUSプレミアに招待されているタレントの中田英寿も姿を見せ、「僕はこの映画の大ファンです。ジョニーさんには一度お会いしてみたいと思っていたので、今日は本当に嬉しいです」とデップとがっちり握手。
日本のファンを少しでも勇気づけようと、同作のスタッフ・キャストによって作成された横断幕が披露されると、中田はジョニーにメッセージを書き入れることを提案し、デップは「心からの敬意をこめて、皆さんを応援しています」と直筆のサイン入れた。中田も「さらなる発展をとげるその日まで!!」と書き込んだ。
「横断幕は、私達としばらく旅をして、海を渡ってロンドンやロシアへ行きます。そして、世界規模で日本を支援したいと思います」とデップ。この横断幕はUSプレミアの後、11日にロシア・モスクワ、12日に英国・ロンドンで開催するプレミアイベントで掲げられ、各国の人々にメッセージを寄せ書きしてもらい、17日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで予定されているジャパン・プレミアの会場に届けられる。
实用单词解析:
◆異例 (いれい):异例,破格,没有前例;破例.
◆意欲(いよく):意志,热情,积极性.
◆横断(おうだん):(1)〔横にたちきること〕横断,横切.
(2)〔川や道路を〕[わたる]横渡;[越す]横越;[つらぬく]横贯,横穿.